米政府、オープンソースプロジェクトのコードを集めた「Code.gov」をローンチ

 米政府は11月3日(米国時間)、「Code.gov」のローンチを発表した。連邦政府が使用するソフトウェアへのアクセスを容易にすることで、開発の効率を改善することを目的とする。

 米政府は8月、連邦政府がカスタム開発したソフトウェアへのアクセスを改善する目的でソースコード公開に関するポリシー「Federal Source Code Policy」を設けており、Code.govはこれに続くものとなる。

 「政府の枠組みを超えた素晴らしい開発者の協業を支援する」としており、公共機関のコード開発作業の重複を防ぐほか、税金を利用して開発されたコードを市民に公開することで民間の開発者は開発を効率化するという目的も含む。また、コード品質の改善も図れると見ている。

 すでに航空宇宙局(NASA)、エネルギー省、労務省など10以上の連邦政府機関から50近くの政府のオープンソースプロジェクトがコードを公開している。一例として、大統領行政府からは先に公開したFacebookのメッセンジャーボット「fb_messenger_bot」、陳情サイトで使っているという「petitions」などが公開されている。

 今後もプロジェクトの数は増えるとしている。コードの公開に合わせて、Federal Source Code Policy実装のためのベストプラクティスやツールもCode.gov上で提供する。

Code.gov
https://code.gov/