RHELに最新のソフトウェアを追加する「Red Hat Software Collections 2.2」および「Red Hat Developer Toolset 4.1」がリリースされる

 米Red Hatは6月1日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)向けのソフトウェア集「Red Hat Software Collections 2.2」および「Red Hat Developer Toolset 4.1」を発表した。RHEL 6系および7系で利用できる。

 Red Hat Software CollectionsはRed Hatの「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)で利用できるソフトウェア集。Web開発ツールや動的言語、データベースなどのソフトウェアをRHELのリリースサイクルよりも短いサイクルで頻繁に更新して提供することで、RHELユーザーが最新技術を利用しやすくする。なお、CentOSなどのRHEL互換ディストリビューション向けには「Software Collestions」として同様のパッケージ集が提供されている。

 Red Hat Software Collections 2.2は、2015年11月に公開されたバージョン2.1に続く最新版。RHEL 6系および7系と、派生ディストリビューションの「Red Hat Enterprise Linux Atomic Host」や「OpenShift」で利用できる。提供されるソフトウェアはMariaDB 10.1やMongoDB 3.2、PostgreSQL 9.5などのデータベース、Node.js 4.4やPython 3.5、Ruby 2.3、Ruby on Rails 4.2、Maven 3.3などの言語環境および開発環境など。

 また、同時に「Red Hat Developer Toolset 4.1」もリリースされた。こちらはアプリケーション開発に必要なコンパイラや関連ツールの最新版を提供するもので、GNU Compiler Collection(GCC)5.3、GNU Project Debugger(GDB)7.11、Eclipse 4.5.2、Dynist 9.1、SystemTap 2.9などを含む。

米Red Hat
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