MariaDB、ビックデータ分析エンジン「MariaDB ColumnStore」を発表
フィンランドMariaDBは4月5日、ビックデータ分析エンジン「MariaDB ColumnStore」を発表した。トランザクションと分析の両方の処理が可能な業界初のエンジンとしている。5月にベータを公開する。
MariaDB ColumnStoreは、大規模な並列分散クエリ実行とデータの読み込みができる列指向(Columnar、カラムナ)ストレージエンジン。オープンソースのデータウェアハウスデータベース「InfiniDB」からフォークしたものをベースに機能を追加した。リアルタイム処理やバッチ処理、演算などでの利用が想定されており、複雑なデータ集約や結合などを高速に実行できるという。
最大の特徴は、トランザクションおよび並列化された分析という2つのワークロードを同一技術で処理できる点。特化型のストレージエンジンを同時利用可能なアーキテクチャによって最大の性能を得られ、シンプル化とコスト削減が図れるとしている。
ライセンスはGPLv2となり、5月にベータ版公開を予定している。
MariaDBは合わせて、MariaDB向けのデータベースゲートウェイ「MariaDB MaxScale」にデータストリーミング機能を加えたことも明らかにした。これにより、MariaDBのトランザクションをHadoopなどの外部データストアにリアルタイムで複製できるという。
MariaDB
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