オープンソースのJMSメッセージングミドルウェア「Apache ActiveMQ 5.12」リリース

 Java Message Serviceベースのメッセージングサーバー「Apache ActiveMQ」開発チームは8月14日、最新版となる「ActiveMQ 5.12.0」をリリースした。

 Apache ActiveMQは、Javaで書かれたJava Message Serviceクライアントを備えるメッセージブローカー。JMS 1.1とJ2EE 1.4をサポートし、JBoss、GlassFishなどさまざまなJ2EEサーバーと動作検証済み。Javaに加えC、C++、Ruby、Perl、Python、PHPなどをサポートするクライアントにより、さまざまなプロトコルと接続できる。Apache Camelライブラリ経由でエンタープライズ向け統合パターンもサポートする。REST APIとして言語中立のWebベースAPIも提供する。

 ActiveMQ 5.12は、2月に公開されたActiveMQ 5.11に続く最新版となる。Dead Letter Queue(DLQ)の処理を改善し、メッセージの期限をサポートするなどの強化が加わった。MQTT(MQ Telemetry Transport)ではバージョン3.1.1で加わった変更をサポートした。

 ブローカー上で作成可能なTopics/Queuesの数に上限を設定できるようになり、Message StoreからMessage Sizeを得られるようになった。設定では、永続サブスクリプションを無効にする方法も提供する。

 AMQP(Advanced Message Queuing Protocol)を強化したほか、全てのプロトコルでmaxFrameSizeを実装した。Camelはバージョン2.15.0にアップグレードした。

Apache ActiveMQ
http://activemq.apache.org/