米Oracle、RHEL 6.7互換の「Oracle Linux 6.7」をリリース
米Oracleは7月29日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 6.7互換のLinuxディストリビューション「Oracle Linux 6.7」を公開した。米Red HatがRHEL 6.7をリリースしてからわずか1週間でのリリースとなった。
Oracle LinuxはRed Hatが公開するソースコードから商標など再配布に当たって問題となる部分を除いたクローンOS。RHELと互換性のあるクローンOSはCentOS、Scientific Linuxなどがあるが、RHEL 6.7ではOracleが先んじた。
Open Security Content Automation Protocol(OpenSCAP)対応の強化、Active DirectoryでのSSSD(System Security Services Daemon)サポートの強化など、RHEL側の特徴を盛り込んだ。hyper-daemonパッケージのアップデートによりhypervfcopyd、hypervkvpd、hypervvssdなどが利用できるようになったほか、Oracle Linux Premier Supportサブスクリプション顧客向けにはKeepalivedとHAProxyによる負荷分散と高可用性の対応が提供される。
Oracle Linux 6.7はx86_64、i386に対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
Oracle Linux
http://www.oracle.com/us/technologies/linux/overview/index.html