VNC実装「TigerVNC 1.5」がリリース、IPv6をサポート

 リモートデスクトップクライアント「TigerVNC」開発チームは7月13日、最新版「TigerVNC 1.5.0」をリリースした。IPv6サポートなどの機能強化が加わっている。

 TigerVNCはRFBプロトコルを利用したリモートデスクトップであるVNC(Virtual Network Computing)の実装の1つ。VNC実装の1種であるTightVNCをベースとしたもので、3Dや動画アプリケーションの利用に必要な性能、プラットフォーム中立を特徴とする。ライセンスはGPLv2。

 TigerVNC 1.5は、2014年12月に公開されたバージョン1.4に続く最新版となる。サーバー側でIPv6のサポートを実現した。また、X VNCサーバーのXvncではsyslogサポートが加わった。GnuTLSでの優先設定も可能となっている。

 セキュリティではフルアクセス用、閲覧専用と2つのパスワードを設定できるようになった。これらに加え、性能関連の不具合も修正し、安定性も強化した。

 TigerVNCはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

TigerVNC
http://tigervnc.org/