米Microsoft、OpenBSD Foundationの「ゴールドコントリビューター」に。OpenSSHを支援へ

 OpenBSD Foundationは7月7日、米Microsoftが「ゴールド・コントリビューター」として同組織への支援を行うことを発表した。同組織の「ゴールド・コントリビューター」になるのはMicrosoftが初で、「重要な財務的寄付」を受けたと報告している。

 OpenBSDは同名称のBSD系ディストリビューションを開発する非営利団体。SSHプロトコルと互換性のあるオープンなSSH実装であるOpenSSHの開発も同団体の下で進められており、Microsoftは6月にPowerShellでのOpenSSHなどSSHのサポートを計画していることを明らかにしていた。「今回の寄付は、OpenBSD FoundationがOpenSSHプロジェクトを支援していることへの認識の下で行われた」とOpenBSD Foundationは説明している。

 Microsoftの寄付金額については明らかにしていないが、OpenBSD Foundationのページでは、2015年の基金調達キャンペーンで、ゴールド枠の寄付金額を「2万5000~5万ドル」としている。なお、1万~2万5000ドルのシルバー枠には、米Facebook、米Google、カナダの2Keys Security Solutionsの3社が名を連ねている。

OpenBSD Foundaion
http://www.openbsdfoundation.org/