エンタープライズ向けにNode.jsをプッシュするEnterpriseJS Coalitionが結成
Node.jsベンダーの?米NodeSource、米PayPalらは4月27日、エンタープライズ向けのサーバーサイドJavaScriptの受け入れを促進するEnterpriseJS Coalitionの立ち上げを発表した。企業分野でのJavaScript技術の導入について、トレーニングやベストプラクティスの共有などのコミュニティー活動を展開する。
Enterprise JSは、エンタープライズにおけるJavaScriptの受け入れ拡大を目標とする業界団体。JavaScript、Node.jsなどの技術を企業が利用するにあたっての知識の提供やベストプラクティスの共有を活動内容とする。
2013年に開催された「NodeSummit」以来、PayPalを中心にエンタープライズ分野でのNode.jsの取り組みが進み、「NodeDay」イベントが立ち上がった。EnterpriseJSはNodeDayの成功に端を発するもので、エンタープライズNode.jsを専門とするNodeSourceとユーザー企業であるPayPalやIntuitが結集した。「分散したチームが協業しやすいフレームワークはどれか?」や「リッチユーザーインターフェイスをどうやって実現する?」といったエンタープライズ固有の課題があるとし、イベント、ブログなどのオンライン活動を通じてAB Testingやテンプレート変換などの課題も取り扱うとしている。
なお、Node.js開発を主導してきた米Joyentは2月に、Node.jsの開発やプロジェクトガバナンスを目的とした非営利団体Node.js Foundationの立ち上げを発表している。
EnterpriseJS Coalition
https://enterprisejs.io/