「Push API」をサポートした「Chrome 42」公開
米Googleは4月14日、WebブラウザGoogle Chromeの最新版「Google Chrome 42.0.2311.90(Chrome 42)」をリリースした。 WindowsおよびMac OS X、Linuxで動作する。
3月初めに公開されたChrome 41に続く最新版となる。本バージョンではW3Cのプッシュ通知API「Push API」と「Notification API」が新たにサポートされた。これらはWebアプリケーションで各種メッセージをプッシュ通知するためのAPIで、これらを利用することでアプリケーションやWebサイトがさまざまな情報や通知をプッシュ形式で送信できるようになる。また、Notification APIを利用することで、ユーザーがそのサイトから離れた後でも通知を利用できるようになるという。ユーザーはプッシュ通知機能のオン/オフを設定できる。
安定性や性能強化のための改善も加わった。特に、サポート廃止が進められているNetscape Plugin Application Programming Interface(NPAPI)プラグインについては、すでにバージョン40でデフォルトで無効となっているのに加え、ユーザーが個別に許可できる設定もできなくなっている。
このほか、45件のセキュリティ問題が修正された。この中には、危険度が「High」と分類されているHTMLパーサーにおけるクロスオリジンバイパス、IPCにおける解放済みメモリ使用などの脆弱性が含まれている。バグ発見報酬プログラムの下、Googleは総額2万1500ドルを外部のセキュリティ研究者らに支払う。
Google Chrome
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