オープンソースのモニタリングツール「Zabbix 2.2.2」がリリース

 ラトビアZabbixは2月12日、オープンソースのモニタリングツール「Zabbix 2.2.2」をリリースした。セキュリティ修正を含むメンテナンスリリースとなる。

 ZabbixはC言語で作成されたオープンソースの分散モニタリングシステムで、ネットワークやサーバー、アプリケーションの監視が行える。エンタープライズレベルの機能を持ち、テンプレートによる容易な監視設定や柔軟な監視・アラート設定が特徴。監視データの記録先にはMySQL、PostgreSQL、SQLite、Oracle Database、IBM DB2などさまざまなデータベースが利用できる。ライセンスはGPLv2。

 2.2.2は2013年11月に公開された2.2系の最新版。3件のセキュリティ問題を修正、HTTP認証を利用時に適切な証明書なしにユーザー間を切り替えが可能となり、LDAP認証もきちんと利用できるようになった。

 機能面では、ICMPによる検査結果をアイテムインターフェイス画面で同期できるようになった。これにより、高速pingツール「fping」の実行数を削減できるという。また、一部の通知でHOST.PORTマクロがサポートされた。このほか、vmware collectorでのメモリーリークにつながるバグなど多数のバグが修正されている。

 Zabbix 2.2.2はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

ラトビアZabbix
http://www.zabbix.com/