タッチ操作に対応したペイントソフト「Krita Sketch for Windows」リリース

 ペイントソフト「Krita」開発チームは7月5日、タッチ操作に対応したWindows向けの「Krita Sketch 1.0 for Windows」をリリースした。Windows 7および8に対応する。

 KritaはKDEに対応したデジタルペイントソフトウェア。KDE向けのオフィススイート「Calligra」にも含まれている。RGBだけでなく、CMYK、L*a*bなどの色空間変換をサポートし、多数のブラシやベクターレイヤーなどの機能を備える。Kritaの独自フォーマットであるkra形式ファイルのほか、oraやppm、pbm、png、jpeg、tiff、xbmなどさまざまなファイルフォーマットをサポート。PhotoshopやGIMPなどさまざまなファイルフォーマットのインポート/エクスポートにも対応している。ライセンスはGPLv2。プロジェクトは独KOの支援を受けている。

 Krita Sketchは米Intelの支援を受けたプロジェクトで、Windows向けのタッチ対応版となる。通常のKritaと比べてタッチ対応のためにインターフェイスを大きく改良したエディションとなり、最新のカラーテーマ、OpenGL対応のキャンバス、ピンチズームのサポートなどの機能を持つ。Wacomタブレットには未対応だが、デスクトップ版のほぼすべての機能が利用できるという。

 Krita Sketchは、Kritaの開発を支援するKO GmbHのWebサイトなどから入手できる。

Krita
http://krita.org/

Kirita on Windowsのダウンロードページ
http://www.kogmbh.com/download.html