オープンソースのリソース監視ツール「Monitorix 3.2」、Raspberry Piをサポート
The Monitorix Projectは5月13日、オープンソースのシステムモニタリングツール「Monitorix 3.2.0」をリリースした。低スペックのサーバーでも利用できる軽量さが特徴で、新バージョンではRaspberry Piのサポートも加わっている。
Monitorixは軽量さを特徴とするオープンソースのシステムモニタリングツール。ロードアベレージやアクティブなプロセス、メモリ使用量といったシステムの状態やハードウェア温度、I/Oアクティビティなどを取得するmonitorixデーモンと、取得した情報を表示するためのCGIスクリプトから構成されている。当初はRed Hat LinuxやFedora、CentOSといったLinuxサーバーでの利用を目標に作成されたが、FreeBSDやOpenBSD、NetBSDといったUNIX系OSもサポートする。ライセンスはGPLv2。
Monitorix 3.2.0は2月に公開された3系で3回目のリリースとなる。新たにRaspberry Piセンサーに対応、クロック周波数、温度、電圧を表示する新しいグラフが加わった。利用には、Raspberry Piのvcgencmdコマンドをインストールする必要がある。
また、ATI系グラフィックスカードのサポートが強化され、温度の表示が可能になった。温度表示ではすべてのグラフで摂氏または華氏の値を切り替えるtemperature_scaleオプションが加わっている。このほか、バグ修正により安定性も強化した。
MonitorixはプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
The Monitrix Project
http://www.monitorix.org/