バグ修正リリースとなる「LibreOffice 4.0.2」公開
The Document Foundationは4月4日(ドイツ時間)、オープンソースで開発されているオフィススイート「LibreOffice 4.0.2」をリリースした。WindowsおよびMac OS X、Linuxなどに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
LibreOfficeはOpenOffice.orgから派生したオープンソースのオフィススイート。マルチプラットフォーム対応、100以上の言語サポートといった特徴を持つ。作成したドキュメントはオープンなドキュメントフォーマットであるOpenDocument Format(ODF)形式で保存でき、またMicrosoft Office形式のファイルの読み書きも可能。ライセンスはLGPLv3。
LibreOffice 4.0.2は、2月に公開されたバージョン4系で3回目のリリースとなる。バージョン4.0.1ではAndroidスマートフォンを使ってリモートでプレゼン操作を行う「Impress Remote」が全OSでサポートされるという変更点があったが、4.0.2ではバグ修正など細かな変更のみが加えられている。
具体的な変更点としては、CSVファイルやRTFファイル、CDRファイル、Microsoft Office 2007のdocx形式ドキュメントのインポートが改善されているほか、悪用されるとDoS攻撃につながる「International Components for Unicode(ICU)における競合問題」による脆弱性1件を含む50件以上のバグの修正などが行われている。
LibreOffice
http://www.libreoffice.org/
The Document Foundation
http://www.documentfoundation.org/