Linux Foundation、MeeGoの後継となる「Tizen」の早期プレビューを初公開
Linux Foundation傘下のモバイルOSプロジェクト「Tizen」運営委員会は1月9日、TizenのソースコードライブラリとSDK(アルファ版)を公開した。Tizenプロジェクトが発足してから初となるリリースで、プロジェクトのWebサイトから入手できる。
Tizenは2011年9月、Linux Foundationの「MeeGo」とLiMo Foundationの「LiMo Platform」が合体したモバイル向けOS環境開発プロジェクト。HTML5とWAC(Wholesales Applications Community)標準をベースとする開発環境を提供している。運営委員会はMeeGoを主導していた米Intel、それに韓Samsungが中心で、MeeGoをホスティングしていたLinux Foundationがプロジェクトの母体となる。
今回公開されたのは、開発早期段階のソースコードおよびSDK。スマートフォンおよびタブレット端末向けとしている。ソースコードにはミドルウェア、基本的なUI、メニューインターフェイスなどが含まれており、SDKはWeb IDE、エミュレーター、Web APIドキュメンテーション、ツールなどで構成される。現在公開されているのはUbuntu版のみだが、Windows版とMac版もまもなくリリース予定という。
今回公開されたソースコードやSDKは開発者に向けたもので、レビューとフィードバックを目的としているとのこと。プロダクション向けではないと警告されている。
Tizen
https://www.tizen.org/