米LinkedIn、買収したIndexTankの検索技術をオープンソースに

 SNSサービスを提供している米LinkedInは12月21日、同社傘下にある検索技術「IndexTank」をオープンソースソフトウェアとして公開した。IndexTankを利用することで、Webサイトやアプリケーションで検索機能を提供できるという。

 IndexTankは検索サービス技術を提供するベンダーで、同社の技術はRedditやSpoke、TaskRabbitなどのWebサイトやサービスで利用されている。LinkedInは2011年10月にIndexTankを買収したが、買収発表時に将来IndexTankの技術をオープンソースとして公開する計画を明らかにしていた。

 今回公開したのは、インデクシングエンジンである「IndexEngine」と、APIや「BackOffice」、「Storefront」、「Nebulizer」などからなるサービスコンポーネント。IndexEngineはリアルタイムの全文検索・インデックスシステムで、検索対象としてドキュメント本体だけでなく、評価やコメントなどといったソーシャル情報も入力として利用できるのが特徴。また、RESTfulインターフェイス経由で利用できるAPIも用意され、APIで認証やバリデーション、IndexEngineの操作などを行えるという。すでにJava、Python、.NET、Ruby、PHPなどのクライアントが開発されているとのとこと。また、Nebulizerと呼ばれるホスティングや管理のためのマルチテナント型フレームワーク技術も提供される。

 IndexTankのソースコードはすでにGitHubのプロジェクトページで公開されている。ライセンスはApache License 2.0。

米LinkedIn
http://www.linkedin.com/

IndexTank-Engine
https://github.com/linkedin/indextank-engine

IndexTank-Service
https://github.com/linkedin/indextank-service