米GoogleがOAuth 2.0を試せるサービス「OAuth 2.0 Playground」を公開

 米Googleは11月8日、Web認証プロトコル「OAuth 2.0」とAPIを使ったテストを行えるサービス「OAuth 2.0 Playground」をGoogle Code内に開設した。

 OAuthはWebサービス用の認証システムで、Twitterなどが採用している。APIを提供するプロバイダがAPIを利用するサードパーティアプリ側にIDやパスワードを渡すことなく、安全にサービスを利用できるというメリットを持つ。

 OAuth 2.0は現在仕様策定中だが、Googleは2011年3月、OAuth 2.0をGoogle Web APIすべてでサポートする方針を明らかにしている。OAuth 2.0 Playgroundはそれに向けたもので、OAuth 2.0と同プロトコルをサポートするAPIを使ったリクエスト/レスポンスなどを簡単に試すことができる。

 APIの選択、認可コードのやりとり、OAuth設定とステップに沿って利用できる。Gmail、Google+、You TubeといったGoogleサービスのAPIのほか、OAuth 2.0ドラフト1に準拠したGoogle API以外のAPIもテストできるという。これにより、OAuth 2.0の理解を深められ、仕様完成時にすぐに利用できるとしている。

米Google
http://www.google.com/

OAuth 2.0 Playground
https://code.google.com/oauthplayground/