jQueryをバンドルしたPHPベースのブログソフト「Srendipity 1.6」

 オープンソースのブログソフトウェア「Serendipity」の開発チームは10月27日、最新版「Serendipity 1.6」をリリースした。jQueryをデフォルトでバンドルし、テンプレートの強化などが図られている。

 SerendipityはPHPで書かれたブログツールで、WYSIWYGとHTMLエディタ、メディアデータベース、複数作者への対応などの機能を持つ。カジュアルブロガー向けとしているが、拡張性と柔軟性、コンテンツ管理などの機能もあり、プロフェッショナルなブログアプリ用としても利用できるという。120以上のプラグインを提供、これを利用して容易に概観や機能を変更できる。

 バージョン1.6では、jQueryを統合し、プラグインとテンプレート作者はフロントエンドに機能が拡張できるようになった。プラグイン同様、テンプレートでもconfig-groupsが利用可能となった。

 このほか、特定の作者グループで作者を隠すオプションの追加、全文検索の強化、APIの変更、プラグインのアップデートなどが変更点となる。セキュリティも強化し、バグも修正された。

 プロジェクトはこれまでのホスティング元だったBerliOSのサービス閉鎖を受け、GitHubに移行したことも発表している。

 SerendipityはプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはBSD。

Serendipity
http://www.s9y.org/