米Google、JavaScriptユニットテストフレームワーク「JS Test」をオープンソースで公開

 米Googleは9月29日、JavaScriptユニットテストフレームワーク「Google JS Test」を発表した。元々はGoogle社内のプロジェクトで利用されていたもので、ライセンスはApache License 2.0。

 JS Testは同じくGoogleが公開しているC++向けのユニットテストフレームワーク「Google Test」に着想を得たJavaScript向けユニットテストフレームワーク。Google Chromeでも採用されているJavaScriptエンジン「V8」上で動作するのが特徴。Google Testに似たスタイルと文法を採用し、Webブラウザを立ち上げることなしに高速に起動・実行でき、出力結果はクリーンで読みやすいという。Webブラウザベースのテストランナーや、短く定型的なコードだけで利用できるモック作成フレームワークも統合されている。

 ただし、Webブラウザなしで動作するため、JS TestではDOM(Document Object Model)を操作するコードについてはそのままではテストできないとのこと。そのため、既存のテストコードをGoogle JS Testで利用したい場合は、DOM関連のコードについてはモック関数を経由するようにリファクタリングする必要があるという。

 Google JS Testはプロジェクトページより入手できる。

米Google
http://www.google.com/

Google Codeのページ
http://code.google.com/p/google-js-test/