米Google、Java GUIビルダー「WindowBuilder」など2技術をEclipseに寄贈
米Googleは12月15日、開発ツール「WindowBuilder」と「CodePro Profiler」の2製品をオープンソースにすることを発表した。ソースコードとIPを非営利団体のEclipse Foundationに寄贈、2011年前半より正式にEclipseプロジェクトとなる見通しだ。
WindowBuilderとCodePro Profilerは、Googleが2010年8月に買収したInstantiationsの製品。InstantiationsはEclipse/Java開発ツールベンダーで、このほかにも「GWT Designer」などの製品を持つ。Googleは買収後の9月、WindowsBuilder(「WindowBuilder Pro」)、GWT Designer、「WindowTestor Pro」「CodePro AnalytiX」の4技術を無償で提供している。
WindowBuilderはGUIビルダーで、Swing、SWT(Standard Widget Toolkit)、GWT(Google Web Toolkit)、RCP、XWT UIフレームワークベースのGUIアプリケーションを開発できる。2009年の「Best Commercial Eclipse 2009」を受賞している。CodePro ProfilerはEclipseベースのJabaアプリケーションプロファイルツール。開発サイクルで性能などの問題を検出できるという。Googleは2つの技術のコードとIPは500ドルに相当する、と述べている。
米Google
http://www.google.com/
Eclipse Foundation
http://www.eclipse.org/