LinuxベースのバックアップツールClonezilla 1.2.6-40リリース

 オープンソースのバックアップソフトウェア「Clonezilla」の開発チームは11月9日、「Clonezilla Live 1.2.6-40」を公開した。不安定版のDebian Sidレポジトリをベースとし、Linuxカーネルは2.6.32-27にアップグレードした。

 Clonezillaは、バックアップツール「Partition Image」やntfsclone、DRBL(Diskless Remote Boot in Linux)、udpcastなどを含むLinuxディストリビューション。米Symantecのバックアップソフト「Norton Ghost」のようなクローン機能、ユニキャストとマルチキャストを備えたオープンソースソフト。GNU/Linuxのext2、ext3、ext4、reiserfs、reiser4、xfs、jfs、FreeBSD、NetBSD、OpenBSDのUFS、MS WindowsのFAT、NTFS、Mac OS XのHFS+、VMware ESXのVMFSなどのファイスシステムに対応する。

 最新版では、ブートパラメーターがlive-configに代わって、configとなった。ocs-live-run-menuで実装するメカニズムを改善し、ocs_live_extra_paramを使うことなくブートパラメーターocs_live_runに一行で入れられるようになった。ocs-live-restoreも改善し、シャットダウンが簡素化された。バグも修正されている。

 Debian Sidは2010年11月6日のものを利用する。Partcloneはバージョン0.2.16に、Syslinux/isolinuxはバージョン4.03にアップデートされている。

Clonezilla
http://clonezilla.org/