Brtfsサポートが加わったバックアップソフト「Clonezilla Live 1.2.6-24」

 オープンソースのバックアップソフトウェア「Clonezilla」の開発チームは9月27日、最新版「Clonezilla Live 1.2.6-24」をリリースした。Linuxカーネルをアップグレードし、ファイルシステムbrtfsの実験的サポートが加わっている。

 Clonezillaは、バックアップツール「Partition Image」やntfsclone、DRBL(Diskless Remote Boot in Linux)、udpcastなどを含むLinuxディストリビューション。マルチキャストによるイメージ転送が可能で、ハードドライブ内で使われたブロックのみを保存・リストアすることで効率性を高めた。サポートするファイルシステムは、GNU/Linuxのext2、ext3、ext4、reiserfs、reiser4、xfs、jfs、FreeBSD、NetBSD、OpenBSDのUFS、MS WindowsのFAT、NTFS、Mac OS XのHFS+、VMware ESXのVMFSなど。プロジェクトは、台湾National Center for High-performance Computing(NCHC)の支援を受けている。

 最新版では、Linuxカーネルを2.6.32-23に、Debian Sidレポジトリも最新のものにアップグレードした。

 新たにbrtfsをサポート、開発チームによると「Ubuntu 10.10(Maverick Meerkat)」ベータ版、「OpenSUSE 11.3」でのテストに成功したというが、まだ実験的としている。

 このほか、makeboot.shの改善、upsplashの削除などが変更点となる。パッケージもアップデートし、Partcloneが0.2.15に、gPXEが1.0.1に、syslinuxが4.02になった。ロシア語対応も加わっている。

Clonezilla
http://clonezilla.org/

台湾National Center for High-performance Computing(NCHC)
http://www.nchc.org.tw/en/