Google Chrome2周年、Google Chrome 6が安定版に

 米Googleは9月2日、Webブラウザ「Google Chrome 6」の安定版を公開した。Linux、Mac、Windowsに対応、同社Webサイトより入手できる。

 9月2日は、GoogleがChromeの初のベータ版をリリースしてちょうど2周年となる。Googleは同日、安定版とベータ版の両チャネルで最新版のVer.6.0.472.53をリリース、安定版では初のバージョン6登場となった。ベータチャネルでは8月27日に6.0.472.51を公開している。

 最新版では、ユーザーインターフェイスを改善し、フォームの自動入力補完機能「Autofill」が加わった。Autofillは個人情報を入力する際に、名前、住所などの入力を自動補完する機能。あわせて、拡張とAutofillデータを複数の端末で同期できるようになった。速度と安定性も強化されている。

 このほか、17件のセキュリティ問題も修正されている。この中には、通知機能におけるUse After Free問題など、重要度が「高」のセキュリティ修正6件が含まれている。Googleは2010年より第3者による脆弱性発見に報酬を与える「Chromium Security Reward」を展開しており、今回は5人に合計4337ドルを授与した。

米Google
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Google Chrome
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