WebKit、数学用マークアップ言語「MathML」対応で数式表現が可能に

 レンダリングエンジンのWebKit Open Source Projectチームは8月17日、Webで数学を表現するための言語「MathML」への対応を発表した。現時点では初期サポート段階で、ビルドのデフォルト設定で有効になっており、配布されているNightlyビルドでもすでに有効になっているという。

 MathMLは数式記述のためのXMLベースのマークアップ言語で、複雑な数式のレンダリングが可能となる。WebKitはMathML ProjectとしてWebKitでの実装に取り組んでおり、今回の限定対応が実現した。WebKitサンプルとしてリーゼマンのゼータ関数のレンダリングが紹介されているが、実装はまだ完成していない。すでにFirefoxやOperaといったWebブラウザがMathMLに対応している。

 WebKitはオープンソースで、米AppleのSafariや米GoogleのGoogle ChromeなどのWebブラウザが採用している。

WebKit
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