iPadに対抗せよ、Opensource.comが選ぶオープンソースタブレット・ベスト3
米Appleのタブレットコンピュータ「iPad」が4月3日に米国で発売され、初日で30万台を売り上げるなどヒットとなった。これに対抗し、Opensource.comがオープンソースOSを搭載したタブレットPC3機種を紹介している。
iPadはAppleの最新のタブレット型コンピュータ。OSは「iPhone OS」を採用、9.7インチの画面を持ち、WiFi版と3GとWiFiのデュアルモードの2種類がある。「iPhone」同様、アプリケーション開発者はアプリストア「App Store」で公開できることから、アプリケーション開発者の関心も集めている。
いっぽうOpensource.comが選んだオープンソースタブレットは、独Neofonie「WePad」、米Always Innovating「Touch Book」、スペイン・コルドバ大学のプロジェクトから生まれた「iFreeTablet」の3機種。
WePadはOSとしてAndroidを採用し、11.6インチの液晶ディスプレイを持つタブレット。CPUはAtom N450(1.6GHz)で、iPadにはないWebカメラ(1.3メガピクセル)を持つ。アプリケーションは、「Android Marketplace」または「WePad App Store」からダウンロードできる。
Touch Bookは、ARMベースの「OMAP2530」を搭載したタッチ画面を搭載したネットブック。OSは、プリロードされているLinuxベースの「AI OS」のほか、UbuntuやGentoo、Androidなどに対応する。Chrome OSやMaemo(MeeGo)にも対応予定。
iFreeTabletはDebianベースの「SleSTA」を搭載したタブレット。10.2インチの画面と1.3メガピクセルのWebカメラを搭載する。CPUはAtom N270(1.6GHz)で、3機種の中では最大のストレージ容量は160GB。
3機種のうち、現在販売を開始しているのはTouch Bookのみで価格は299ドル、キーボード付き機種は399ドル。なお、iPadは米国で499ドルから販売されている。
Opensource.com
http://opensource.com/
独Neofonie
http://wepad.mobi/
米Always Innovating
http://www.alwaysinnovating.com/
iFreeTablet
http://www.ifreetablet.com/