最後のプロトタイプリリースとなる「Jetpack 0.8」が公開

 Mozilla Labsは2月16日、「Firefox」向けアドオン機能の最新版「Jetpack 0.8」をリリースした。プロジェクトのWebページよりダウンロードできる。0.8は最後のプロトタイプリリースとなり、今後運用段階に向けて準備を進めるという。

 JetpackはFirefoxアドオン開発を簡素化するアドオンで、JavaScript、HTML、CSSなどを使って容易にアドオンを開発できる。ユーザーは、再起動することなく新しいアドオンをインストールできる。

 最新版では「Toolbar」や「Places」といった新しいAPIが加わった。Toolbar APIはFirefox UIにシンプルなツールバーボタンを挿入できるAPIで、Jetpack拡張の機能に容易にアクセスできる。Places APIは、Firefoxの履歴とブックマークメソッド(Places)にアクセスできるAPI。

 開発チームでは、バージョン0.8を最後のプロトタイプリリースとしている。今後リリースする運用段階のバージョンではセキュリティモデルの導入などが行われるほか、アーキテクチャの改善も予定されている。コード再利用やMozillaスタイルのコードコラボレーションが可能な拡張性のあるものにしていくという。

Mozilla Labs
http://mozillalabs.com/

Jetpackプロジェクトのページ
https://mozillalabs.com/jetpack/