Karesansui Project、KVMに対応した「Karesansui 1.1.0」公開

 Karesansui Projectは2010年1月25日、GUIを備えたサーバ仮想化管理ソフトウェアの最新バージョン「Karesansui 1.1.0」を公開した。従来からのXenに加え、Linuxカーネル標準の仮想化技術KVMをサポートした。

 Karesansuiは仮想マシンの管理を効率化するオープンソースの管理アプリケーション。Ajaxを使ったGUIを備えているのが特徴で、Webインターフェイスから仮想OSのインストール、起動、停止、仮想OSコンソール接続など、仮想化の管理に必要な操作ができる。

 最新版ではKVM対応のほか、ソフトウェア更新機能、ホストOS起動時のゲストOS自動起動ON/OFF機能などを追加した。また、ゲストOSの各種ディスクイメージと設定ファイルの配置や、インストール時のSSL鍵と証明書の生成などの変更を行った。

 ホストOSの動作環境は、CentOS 5.3以降、Red Hat Enterprise Linux 5.3以降。WebブラウザはFirefox 3以降、Safari 3(Mac)以降、Opera 9以降、Google Chrome。

 ライセンスはGPLおよびLGPL。コア部分には利用制約の少ないLGPLを採用し、再利用時のライセンスによる問題を軽減したという。

Karesansui Project
http://karesansui-project.info/

SourceForge.JP内のKaresansui Project
http://sourceforge.jp/projects/karesansui/