アルファシステムズ、Windowsクライアントに対応した「MultiVNC」最新版を公開

鴨沢浅葱（Infostand）
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　アルファシステムズは2009年10月1日、オープンソースの遠隔操作ソフトの最新版「MultiVNC ver3.0.0」を公開した。ネットワーク上にある複数のデスクトップPCの画面を1台のPCから閲覧・操作できる。操作対象として従来のLinuxのほか、Windows Vista Business/7 Professionalクライアントを追加した。

　英国のOlivetti Research Laboratory（現AT&T Laboratories Cambridge）が開発した遠隔操作ソフト「VNC」をベースに、複数のPCを遠隔操作できるよう機能拡張したソフトウェア。情報処理推進機構（IPA）主催の「2004年度 第1回オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業」で公募採択され、2004年12月にGPLで公開された。

　3.0.0は、2007年9月公開の2.0.0以来、約2年ぶりのバージョンアップ。Windowsクライアントに対応したほか、バグの修正を行い、VNC接続の失敗、画面拡大でのウィンドウ更新、ロックの失敗などの問題を改善した。

　ライセンスはGPL2。2010月2月にはMultiVNCサーバソフトのWindows版を公開する予定。

MultiVNC
http://www.alpha.co.jp/biz/rdg/multivnc/

アルファシステムズ
http://www.alpha.co.jp/