マクニカ、高速PC Xサーバ最新版「Exceed onDemand 7J」発売

 マクニカネットワークス(本社:横浜市)は2009年8月25日、カナダOpen Text社(旧Hummingbird社)の高速PC Xサーバソフトの最新版「Exceed onDemand 7J」を国内発売した。OpenGLへの対応を強化し、ライセンス管理機能などを充実させている。

 Windows PC画面上で遠隔のUNIXのXウィンドウ画面を操作できるシンクライアントモデルのPC Xサーバソフト。独自プロトコル「Thin X Protocol(TXP)を採用。従来のPC Xサーバ製品比で最大100分の1までトラフィック量を削減した。また、予期しないネットワーク切断に対して、Xセッションの一時中断・回復(サスペンド&レジューム)機能を備える。

 最新版では、OpenGLアプリケーションの描画処理をサーバ側で行い、描画したフレームイメージをクライアントに圧縮・転送することでトラフィックを削減するサーバサイドレンダリング機能を搭載した。画質調整でさらに削減することも可能で、OpenGLアプリケーションのトラフィック圧縮率を従来製品比200%向上させることができる。

 また、ライセンス統合管理機能「Exceed License Server」によって複数拠点に分散配置している場合にもライセンスを統合的に管理できる。このほか、FIP140-2暗号モジュールのサポートや、サーバ(AIX/Linux/Solaris SPARC/Solaris Intel/Windows)およびクライアント(Windows)の64bit対応などを追加した。

 価格は1ユーザーあたり7万1400円(販売ライセンス数は最低5ユーザー以上、メンテナンス別)。また、フローティング(同時接続)ライセンスも別途用意した。

Exceed onDemand 7J
http://www.macnica.net/opentext/eod.html

マクニカネットワークス
http://www.macnica.net/