米Sony、電子ブック端末/ブックストアで「EPUB」全面採用へ

 米Sonyは8月13日(米国時間)、自社電子ブックストア「eBook Store」でデジタルブックのファイル形式「EPUB」を採用することを発表した。自社電子ブック端末「Reader」とあわせて業界標準を採用することで、電子ブック市場において互換性とオープン性を差別化とする狙い。

 eBook Storeは現在、独自仕様「BBoB」を利用しているが、Sonyは今後、2009年中に全ての電子ブックコンテンツをEPUBベースにする。EPUBは、国際標準化団体International Digital Publishing Forum(IDPF)が策定したXMLベースのデジタルブック/パブリッシュ用のファイル形式。Sonyはこれに合わせ、EPUB形式の電子ブックコンテンツ保護技術として米Adobe Systemsの「Content Server 4」も導入する、

 EPUB採用により、同電子ブックストアがEPUBをサポートする他社製端末でも利用できるようになり、同社製端末で他のEPUB対応コンテンツを利用できるようになる。

 Sonyの電子ブック端末「Reader」は、「PRS-505」「PRS-700」ですでにEPUBに対応しており、先日発表した「Reader Pocket Edition」「Reader Touch Edition」もEPUBをサポートする。対応していない最初のエディション「PRS-500」については、アップデートを通じてサポートするという。

米Sony
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