米Rackspace、クラウド相互運用性に向けてAPIをオープンソース化

 米Rackspace Hostingは7月23日(米国時間)、自社クラウドソリューション「Cloud Servers」および「Cloud Files」のAPI仕様を、Creative Commons Attribution 3.0の下で公開した。コードはGithubで入手できる。

 Cloud ServersとCloud Filesは、Rackspaceのクラウドサービススイート「Rackspace Cloud」の一部で、それぞれオンデマンドでサーバー、ストレージ・バックアップサービスを提供する。

 これらのAPIをオープンソースにすることで、開発者は仕様の複製、実装、改変を自由に行える。プログラムレベルでAPIを把握でき、クラウドサービスの相互運用性につながるとしている。APIは、サーバーのリサイズ、RESTful APIを利用してのCloud Serverプログラムの開始や制御、サーバーインスタンスのカスタマイズなどの特徴を持ち、XMLとJSONをサポートするRESTベースのフォーマットを利用して自社プログラムに統合できるという。

 同社はまた、MIT Licenseの下で、Cloud FilesのJava、PHP、Python、C♯、Rubyの各バインディングを公開した。Cloud Servers向けにバインディングを作成するための技術ガイドラインも公開するほか、Pythonリファレンス実装を間もなく公開する予定で、Ruby、Perl、Javaなどについても開発を進めているという。

米Rackspace Hosting
http://www.rackspacecloud.com/