LPI、「LPICレベル3」にSecurity専門試験を追加
特定非営利活動法人(NPO)LPI-Japan(成井弦理事長)は2009年2月23日、Linux技術者認定試験の最上位レベル「LPICレベル3試験」に、専門試験「LPIC-3 Specialty LPI-303 Security」を追加したと発表した。受験費用は2万1000円。2月28日から配信開始する。
LPICレベル3試験は、エンタープライズレベルで仕事ができる技術者育成を目的に、各分野の高度な専門技術力を認定する試験。「LPI-303 Security」は、セキュリティの最新技術を盛り込んだ専門試験で、受験には「LPIC-3 Core」の認定取得が前提となる。
LPICレベル3の専門試験では、これまでに「302 Mixed Environment Exam」が行われており、「LPI-303 Security」は2番目。日本のマーケットのニーズに応えて開発したもので、日本OSS推進フォーラムのセキュリティTFが協力した。
出題範囲の傾向は「暗号化の技術(OpenSSL、GPG、ファイルシステムの暗号化など)」「アクセスコントロール(SELinuxなど)」「アプリケーションセキュリティ(Apache、Mail service、OpenSSH、MySQL、Syslog、FTPなど)」「システムセキュリティ」「運用面の強化」「ネットワークセキュリティ」など。
試験は、テスト会場にある端末を使い、オンラインで約50~60問の問題に答える。ほとんどがマウスによる選択問題だが、一部キーボードによる入力もある。試験時間は90分。全国各地のプロメトリックおよびピアソンVUEの試験センターで受験できる。
LPICレベル3試験
http://www.lpi.or.jp/lpic3/
LPI-Japan
http://www.lpi.or.jp/
プロメトリック
http://www.prometric-jp.com/
ピアソンVUE
http://www.pearsonvue.com/japan/