マインド、OSS人事給与・勤怠管理「MosP」のビジネスサポート開始

 マインド(本社:川崎市)は、オープンソースの純国産人事給与・勤怠管理ソリューション「MosP(モスプ:Mind Open Source Project)」の有償サポート「MosPビジネス・サポート」とパートナープログラム「MosPビジネスパートナープログラム」を2009年4月16日提供開始した。本格的なビジネス展開を目的としており、初年度10社のパートナー獲得と5億円の売上を目指す。

 MosPは、Javaで開発したWebベースの人事給与・勤怠管理システム。同社が中心となって開発し、2006年からオープンソースで公開。ダウンロード総数は約8000に達しているという。人事管理、給与計算などの人事給与機能と、勤怠入力、スケジュール登録などの勤怠管理機能を備える。ライセンスはGPL。

 同社によると、初版リリースから2年が経過し、有料テクニカルサポートとビジネス支援の要望が多くなってきたことから、有償プログラムを開始したという。

 「MosPビジネス・サポート」は、MosP導入企業および再販企業向けのインシデント制テクニカルサポートで、3段階のメニューを用意した。導入や機能に関する問い合わせ対応の「レベル1サポート」(税別価格は3インシデント10万円)、カスタマイズや障害原因の追跡(ベストエフォート)の「レベル2サポート」(1インシデント10万円)、障害原因の解析(解決案の提示保証)の「レベル3サポート」(1インシデント25万円)。また、フリーインシデントの年間契約も可能。

 「MosPビジネスパートナープログラム」はMosPおよび関連サービスの販売やシステム構築、運用サポートを支援するパートナープログラムで、3種類のグレードを用意した。支援メニューのカスタマイズが可能な「ゴールド」、標準的な支援メニューを提供する「シルバー」、Webなどを使った情報提供が中心の「ブロンズ」。パートナー契約には、指定トレーニングの受講などが条件となる。

MosP
http://www.mosp.jp/

マインド
http://www.e-mind.co.jp/