性能強化した「Songbird 1.1.1」、アルバムアートの取得にも対応
米Pioneers of the Inevitableは3月10日(米国時間)、オープンソースのメディアプレイヤー「Songbird 1.1.1」を発表した。オンデマンドでのアルバムアートの取り込みなどの新機能が加わっている。
Songbirdは、Mozilla技術を土台に開発したオープンソースのメディアプレイヤー。「iPod」とMTP(Media Transfer Protocol)をサポートしたデバイスに対応、MP3、FLAC、Ogg Vorbis、WMA、AACなどのファイルフォーマットを利用できる。
最新版では、バグ修正のほかいくつかの機能が加わっている。アルバムアート(ジャケット)取り込みでは、楽曲を右クリックして「アルバムアート取得」ボタンを押すだけでオンデマンドで取得できるようになった。デフォルトでLast.fmから取得するが、他のサービスも設定可能という。
Songbirdから楽曲の購入も可能となった。MP3音楽配信サービスの英7digitalと提携し、7digitalの音楽ストアにアクセスできる(ベータ提供)。
階層型フォルダとライブラリの連動を可能にする「Watch Folder」により、指定したフォルダでファイルの削除などの変更を行うと、ライブラリに自動的に反映されるようになった。このほか、再生時のCPU利用率を半減するなど、性能強化の調整も多数施されている。
Windows版では、MTP端末に関連するバグを修正し、Windows Media DRM付きのコンテンツを同期化する機能を追加した。MacとLinux版では、インストールパッケージの容量が約45%縮小された。
Songbird 1.1.1はWindows XP/Vista、Linux、Max OS Xに対応、同社Webサイトからダウンロードできる。
米Pioneers of the Inevitable
http://getsongbird.com