米MontaVistaが「Moblin」をサポート、3月中旬に製品化
米MontaVista Softwareは2009年3月3日(ドイツ時間)、モバイル版Linux「Moblin」をサポートすると発表した。Moblinを採用したIntel Atomプロセッサ向け製品「MontaVista Linux for Intel Atom」を3月中旬にリリースする。商用LinuxベンダーがMoblinをサポートするのは初めてという。
組み込み向け商用Linux OS「MontaVista Linux」とMoblinを組み合わせ、Atomプロセッサの全機能をサポート。接続性が要求される組み込みアプリケーション、マルチメディアやグラフィックスを多用するアプリケーションの低電力稼働に向くという。また、組み込み開発者はMontaVistaのサポートを利用して開発ができるようになる。
同社は、MoblinとAtomの組み合わせで、ソフトウェアの互換性を損なうことなく総合パフォーマンスが向上し、高速ブートが可能になると説明。モバイル・インターネット向けデバイス技術の基礎固めにつながるとしている。ドイツ・ニュルンベルクで開催された「Embedded World Conference」(3月3~5日)で発表した
Moblinは、Atomプロセッサを搭載した次世代モバイル・インターネット向けデバイスやネットブックなど向けにLinuxプラットフォームを構築するオープンソースプロジェクト。
モンタビスタソフトウエアジャパン
http://www.montavista.co.jp/