Linuxで「Windows Media」を再生するためのプロジェクト「Moonshine」

 Linuxで「Windows Media」を利用するためのオープンソースプロジェクト「Moonshine」が立ち上がった。「Moonlight」を土台とし、デスクトップとWebブラウザでWindows Mediaコンテンツを再生できるという。

 Moonshineは、開発者Aaron Bockover氏が作成したプログラム。米MicrosoftのRIA技術「Silverlight」のオープンソース版Moonlightと「Firefox」により、LinuxでWindows Mediaコンテンツを再生する。Moonlightに組み込まれたWindows Media機能を活用するもので、Miguel de Icaza氏など、米NovellのMoonlight開発チームと協業しながら開発を進めたという。

 SilverlightとJavaScriptで作成されたメディアプレイヤー、Cで作成されたFirefoxプラグイン、JavaScriptとXULオーバーレイを利用したデスクトップアプリケーションで構成される。MoonlightとSilverlightの互換性を活用することで、コーデックの種類を気にすることなく、デスクトップとWebブラウザでコンテンツを再生できるという。

 Bockover氏は2月12日に「Moonshine 0.2」をリリースした。ライセンスはMIT Licenseで、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。32ビット/64ビットLinuxに対応し、Firefox 3.0以上、Moonlightプラグインが必要。

Moonshine
http://abock.org/moonshine/