日本HP、さまざまなOSS製品に統一窓口で対応する有償サービスを開始
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、複数のオープンソースソフトウェア製品についての質問を統一窓口で受け付ける有償サービス「オープンソース・エキスパート・サービス」を2009年2月9日に提供開始した。導入・開発・試験・運用・障害発生などのあらゆるフェーズに対応する。
CentOS、Fedora、Debian GNU/LinuxなどのコミュニティベースのLinux OSから、JBossやPostgreSQLなどミドルウェアまで、広範囲なオープンソース製品の技術的な問い合わせに対応する。問い合わせ先を一本化することで、ユーザー側は、調査や障害対応などにかかる時間やコストを削減できるという。対応はメールで、電話対応の場合は応相談。
サービス対象の製品であれば、動作OSが対象外でも対応可能。また、ソースコードが公開されていれば古いバージョンから最新版まで対応する。なお、委任契約となるため、回答はベストエフォートとなる。契約体系は、対応製品から5製品を選択する場合で月額50万円から(担当者稼働時間は最大年間360時間まで)。
日本HPが国内向けに展開する独自サービスで、同社によると、日本ではCentOSなどのコミュニティベースのOSが企業システムに使われることが多いため、これらをサポートする新サービスを企画したという。
オープンソース・エキスパート・サービス
http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/summary/service/details/expert.html