米Sun、「xVM Ops Center 2.0」をリリース

 米Sun Microsystemsは1月30日(米国時間)、仮想化管理ソフトウェア「Sun xVM Ops Center 2.0」を発表した。「Red Hat Enterprise Linux」「SUSE Linux Enterprise Server」および「Solaris OS」をサポート、仮想マシンで「Microsoft Windows」をサポートし、データセンターの自動化と仮想環境の管理が行える。

 xVM Ops Centerは、Xenを土台としたSunの仮想化体系「Sun xVM」ファミリの一部で、xVMserver.orgで開発が進められている。ハードウェアインフラの管理、OSのプロビジョニングとアップデート、ファームウェアのアップデートなどの機能があり、x64、SPARCの異機種混在環境で物理環境と仮想環境を包括的に管理できる。

 最新版では、UIを一新し、機能別セクションではなくコンテキスト主導での操作が可能とになった。このほか、検出機能、パフォーマンス、品質、拡張性の強化、Solaris Containersのサポートを強化し、危険なサイトからの切断機能、履歴データモニタリング、WS-Management APIも新たに追加されている。インストールを簡素化し、複数のxVM Serverインスタンスと仮想マシンを管理できる。

 xVM Ops Center 2.0は昨年9月、「Sun xVM Server 1.0」とともに発表された。xVM ServerはGPLv3で公開される予定だが、まだ正式リリースされていない。

米Sun Microsystems
http://www.sun.com

xVMserver.org
http://www.xvmserver.org

「Sun xVM Ops Center」のページ
http://wikis.sun.com/display/xvmOC2dot0/Home