米SunがMySQL 5.1を公開、10日間で25万ダウンロード突破

 米Sun Microsystemsは2008年12月8日(米国時間)、オープンソースDBの最新バージョン「MySQL 5.1」を11月26日付で一般公開し、10日間でダウンロード件数が25万を突破したと発表した。5.1では、大規模DB向けにパフォーマンス向上と管理の簡素化が図られている。

 最新版では、範囲、リスト、キーなど5種類の水平分割をサポート。表とインデクスのデータを分割することで関連パーティショニング内のデータだけをスキャンすれば済むようになり、クエリ応答時間が短縮した。また、行ベースと、個々のSQL操作に応じてステートメントベースまたは行ベースの複製を選べるハイブリッドの2種類のレプリケーション・オプションを用意。さらに、一般的なSQLベースのタスクを自動的にスケジューリングできるイベント・スケジューラを追加した。

 オープンソース版「MySQL Community Server」、サブスクリプションを追加した商用版「MySQL Enterprise Server」、ISVやOEM企業を対象とした「MySQL Embedded Server」の3種類のモデルがある。Enterprise版には、MySQLデータベース・アプリケーションの速度とアップタイムを大幅に改善する新監視ツール「MySQL Query Analyzer」が付属する。

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