「IPA Forum 2008」10月28日開催 OW2 Consortium CEOの講演など

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、同機構の事業の内容や成果を紹介する「IPA Forum 2008」を2008年10月28日、明治記念館(所在地:東京都港区)を会場に開催する。オープンソースソフトウェアや情報セキュリティなどに関する講演や、「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2008」「2008年度日本OSS貢献者賞」の授賞式などがある。参加は無料。講演と討論会は事前登録が必要で、10月1日から受け付ける予定。

 特別講演は、オープンソースの分散コンピューティング用コンポーネントの開発などに取り組む国際コンソーシアムOW2 ConsortiumのCedric Thomas CEOによる「OW2の活動について」と、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)アソシエイトディレクターのVinod Kutty氏による「CME Group Migration from Proprietary UNIX to Linux on x86: A Case Study」を開催。後者はIPAとLinux Foundationとの共同企画で、CMEにおけるプロプライエタリUNIXからLinuxへの移行事例を紹介する。両講演とも同時通訳を用意する。

 また、リレープレゼンテーションでは、「会津若松市のOpenOffice.org導入事例~導入に至る経過と取組みの状況について」や「IHI 原動機プラント事業部でのSugerCRMの活用について」など、官公庁や企業などでのオープンソースソフトウェアの導入事例を紹介する。

 オープンソース関連以外では、ロシアのKaspersky LabのウイスルアナリストVitaly Kamlyuk氏によるセキュリティ分野の特別講演、中国・上海華東理工大学の居徳華教授による中国ソフトウェア産業に関する特別講演、学生と企業経営者によるパネルディスカッションなどがある。

IPA Forum 2008
http://www.ipa.go.jp/event/ipaforum2008/

事前登録(10月1日開始予定)
http://www.ipa.go.jp/event/ipaforum2008/entry.html

IPA
http://www.ipa.go.jp/