米xTuple、オープンソースERPの最新版リリース

 米xTupleは6月24日(米国時間)、オープンソースのERPの最新版「xTuple ERP 3.0」をリリースした。カスタムシステムダッシュボード設計などの最新機能が加わり、技術知識のないユーザーでもERPの機能を活用できるよう強化を図った。

 最新版では、新機能として、カスタムシステムダッシュボードを設計できる「Screen Builder」、受注プロセスを合理化できる「Product Configurator」の2つが加わった。

 Screen Builderは、エンドユーザーがコーディングなしに新しい画面やメニューオプションを作成できる設計ツール。JavaScriptを利用してカスタムアプリケーションを作成することもできる。Product Configuratorは、営業、顧客サービス担当者、外部の受注システムがオンデマンドで発注を設定できるツール。価格、製造、在庫などの機能とシームレスに統合可能で、プロセスを合理化できるという。

 このほか、保証追跡機能、ローカリゼーション/インターナショナリゼーションツール、役割やグループ設定などを強化した。マルチ通貨、複数の税構造と言語をサポートする。

 Windows、Linux、Macをサポート、無償のエントリ版「xTuple ERP PostBooks Edition」と商用版「xTuple ERP Standard Edition」「OpenMFG Edition」の合計3エディションで提供する。

米xTuple
http://www.xtuple.com