日本スケーリックス、OSSグループウェア「Scalix」最新日本語版
日本スケーリックス(本社:東京都中央区)は、オープンソースのグループウェアの最新バージョン「Scalix バージョン11.4」日本語版を2008年7月10日にリリースする。機能追加のほか、Firefox 3とCentOS 4/5を正式サポートした。無償公開の「コミュニティエディション」と有償版がある。
ドラッグ&ドロップで操作できるAjaxベースのWebメールやカレンダー機能を搭載したグループウェア。Microsoft Exchangeと高い互換性を持ち、Outlookクライアントを使いながら透過的に移行できるほか、Active Directory対応でシングルサインオン環境も構築できるのが特徴。
最新版では、Scalixから社内外の情報源にアクセスできる「プロキシフォルダ」機能や、複数ユーザーの予定を重ね合わせて表示できる「オーバレイカレンダ」機能を追加した。また、モバイル端末との連携機能を強化。日本語版では、ノンサポートながら、iモードなど国内キャリア携帯電話への対応機能を追加した。
有償版は、「エンタープライズエディション」と「スモールビジネスエディション」の2種類がある。全機能を利用できる有償「プレミアムユーザー」の数によって価格が異なり、50プレミアムユーザーまでの「スモールビジネスエディション」の初期費用は16万4000円。50プレミアムユーザー以上の「エンタープライズエディション」は1プレミアムユーザーあたり同1万5900円。ともに初年度1年分のサブスクリプションサービスが付く。
メールとパーソナルカレンダー機能のみを使える「スタンダードユーザー」の利用は無料。1プレミアムユーザーあたりの上限がある。【鴨沢 浅葱/Infostand】
日本スケーリックス
http://www.scalix.co.jp/