TIS、Rubyベースの企業向けSNSのソースコードを公開
TIS(本社:東京都港区)は2008年5月19日、開発言語にRubyを採用した企業向けSNS「SKIP(Social Knowledge & Innovation Platform)」をオープンソース化すると発表した。今夏ごろをめどにソースコードを公開する予定。
社内向けに2005年から開発を続けてきたSNSソフト。プロフィールやブログなどの機能のほか、ブログ記事ごとに公開制限(ACL)設定や足跡確認が可能で、企業ユーザーニーズにあった機能を多く搭載した。社内コミュニケーションを活性化し、企業内の“暗黙知”の“見える化”に貢献するという。
汎用的なグループウェアとは異なり、社内SNSは企業文化と密接に根付いた機能が必要とされることが多く、カスタマイズ需要が高いとしてOSS化を決めた。OSS化により認知度を向上し、将来的なカスタマイズ提供や導入コンサルティング、SaaS提供といったビジネス展開につなげることを期待しているという。【鴨沢 浅葱/Infostand】