IPA、OSSセンターの名称を「オープンソフトウェア・センター」に変更
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、「オープンソースソフトウェア・センター」の組織名称を2008年4月1日付で「オープンソフトウェア・センター」に変更した。活動目標が「“オープンな標準”を取り入れたソフトウェアの普及」に拡大したことに伴うもの。
総務省が2007年3月発行した「情報システムに係る政府調達の基本指針」に基づく“オープンな標準”の普及を促進する。オープンな標準は、(1)開かれた参画プロセスの下で合意され、具体的仕様が実装可能なレベルで公開されている(2)誰もが採用可能である(3)技術標準が実現された製品が市場に複数ある――の全てを満たす技術標準をいう。
また、今回の名称変更に合わせて「連携プログラム技術評価制度」の運用を開始する。オープンな標準に基づき、部門間・組織間で情報システムを連携させることができる「連携プログラム」に対する技術要件を公開し、市場製品の適合性を評価する。
IPAによると、知恵を共有してより良いソフトを生み出すOSSと、仕様を共有してソフトの選択肢を拡大するオープンな標準は、「車の両輪のように重要な要素」(IPA)で、今後は双方の普及促進を図るという。【鴨沢 浅葱/Infostand】
オープンソフトウェア・センター
http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/