拡張機能でSunbirdを羽ばたかせよう

 MozillaのSunbirdカレンダアプリケーションは、FirefoxやThunderbird同様、拡張機能をサポートする。カレンダの拡張機能? そう。たとえばゴルフの予定を立てるとき、天気予報が気にならないだろうか。あるいは、デスクトップカレンダをWebサービスにエクスポートできたら……と思うことはないだろうか。

  World Weather+ は、Weather Channelから気象データを取得し、Sunbirdの左側、タスクセクションの下に表示する。このアドオン機能を使用するには、まずそれをダウンロードしてインストールし、プレファレンスを選択してから、目的の場所の郵便番号を指定する。これで当該地の現在の気象状況が表示される。今後9日間の天気予報を見るというオプションもある。

 誕生日は知らぬ間に来て、去っていく。だが、 Birthday Manager をインストールしておけば、誰の誕生日でも忘れずにすむ。アドオンのインストール後、ToolsのドロップダウンリストからBirthday Managerを選択し、New Birthdayを選択して、目的の人物と誕生日を記入する。誰かの誕生日であることをいつ知らせてもらうかには選択肢があって、当日、Sunbirdを起動したときでもよいが、1週間前に知らせてもらえば、カードを送りそびれることがない。残念ながら、Sunbirdの最新版(0.7)ではまだこの拡張機能が動作しない。

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機能拡張を追加したSunbird

 GoogleのGmailが気に入っていて、ThunderbirdやOutlookなどのメールソフトが不要であるとき、あるいは自分のPCで個人的にカレンダを使いたいだけのときは、 Provider for Google Calendar を試してみる価値がある。これをセットアップしておけば、XML経由でSunbirdカレンダをGoogle CalendarやGmailと同期させられる。スケジューリングをオンラインからオフラインに切り替えるときなどに、たいへん重宝する拡張機能である。

  FoxClocks に前もっていくつかの時間帯を指定しておくと、各時間帯の時刻がステータスバーに表示されるようになる。地域間の時間差が一目瞭然なら、ハワイで過ごす休暇の予定も立てやすいだろう。この拡張機能をインストールして、Sunbirdを再起動すると、いくつかの時間帯の現在時刻がステータスバーに表示される。表示する時間帯や時刻表示形式を変更したいとき、あるいは時間帯データを更新したいときは、ステータスバーを右クリックして、Optionsをクリックする。Time Format、Position and Style、Time Zone Dataという3つのタブが現れるので、それぞれで設定をカスタマイズする。

  Automatic Export では、カレンダ、タスク、イベントのエクスポートとバックアップが簡単にできる。このアドオンのプレファレンスにはノーマルとバックアップの2通りのモードがあるが、どちらでもカレンダのエクスポート先とエクスポート時期(アプリケーションの終了時か、再起動時か)を指定できるし、エクスポート形式も選択できる(選択肢はiCalendar、HTML、CSV)。バックアップモードがノーマルモードと異なる点は、バックアップ数を指定できることである。

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