トレンドマイクロ、VMwareに正式対応したLinuxサーバ向けウイルス対策ソフト
トレンドマイクロは、VMwareの仮想化環境に対応したウイルス対策ソフト「ServerProtect for Linux 3.0」を2008年1月29日発売する。Linuxサーバ向けServerProtectの最新バージョンで、Linux用ウイルス対策製品でVMwareをサポートしたのは業界初という。税別参考価格は、5ライセンスで2万5900円から、1サーバで15万5400円から。
ファイルサーバなどに用いられるLinuxサーバとサーバ上の共有ファイルを、ウイルスなどの脅威から守るソフト。仮想化環境のウイルス対策を導入したほか、新機能として、スパイウェアのパターンファイルを用意してスパイウエア対策機能を実装した。
また、Linuxカーネルからリアルタイムのウイルス検索を可能にするモジュール「カーネルフックモジュール(KHM)」のソースコードを公開する。これによって新しいバージョンにカーネルを変更した場合でも、新しいKHMの配布を待たず、ユーザー自身の手で、最新環境に移行できる。
動作環境にはRed Hat Enterprise Linux 5.0、SUSE Linux Enterprise Server 10、SUSE Linux Enterprise Desktop 10、MIRACLE LINUX V4.0(Asianux 2.0)、Asianux Server 3を追加して最新ディストリビューションに対応した。また、NECのフォールト・トレラントサーバ「Express5800/ft」をサポートした。年間5億円の売り上げを目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】
トレンドマイクロ
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