Project Vine、Vine Linux最新リリース候補版を公開

 Project Vineは2007年12月9日、コンパクトな日本語対応Linuxディストリビューション「Vine Linux」の最新リリース候補版「Vine Linux 4.2 rc1」を公開した。大きな問題が見つからなければ10日程度で正式版をリリースする予定。

 バグフィックスやドライバ・ライブラリ更新などが中心のマイナーアップデート版。kernel-2.6.16-0vl76.25およびXOrg-6.9.0-0vl38に対応して、インストーラの各種デバイスの自動認識を向上。kernel組み込みドライバでは「Intel 945/965」などの統合チップセットに対応した。

 新規パッケージは「scim-bridge」「totem-mozilla プラグイン」「usbutils」などを追加。また既存パッケージの更新では、Blu-rayドライブへの対応などが追加された。

 同時に、4.2rc1とほぼ同等のパッケージを収録したテストリポジトリをapt-lineで公開した。バグフィックスとセキュリティが中心だが、Xとkernelにバックポートされた新ドライバも含まれる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

Project Vine
http://vinelinux.org/

Vine Linux β
http://beta.vinelinux.org/