米MS:再生パソコン向けのWindows XPライセンスプログラムを開始

 米Microsoftは11月9日(米国時間)、中古パソコン向けのWindows XPの大量ライセンスプログラム「Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)」を開始した。パソコン再生販売業者に一括して正規OSを安価に販売するもので、まず北米で開始し、各国に拡大する計画。

 MARに認定された業者は、再生した中古パソコンに、正規のWindows XP Home/Professionalを大量にインストールできる。まず、北米で、英語版、フランス語版、スペイン語版の各言語のWindowsを販売する。

 Microsoftは、慈善団体、非営利団体、教育機関を対象とする中古パソコンへ向けWindows XPライセンスプログラム「Community MAR」を実施しており、MARは、これを営利目的の再生販売業者に対象を拡大したもの。

 同社が04年に実施した調査では、約1億5000万台のパソコンが転売や下取りなどの二次市場に流れ、このうち約2000万台が再生され再販されていた。現在、こうした再生パソコンの数は約2800万台、パソコン世界市場全体の10%以上と推定されるという。【高森 郁哉/Infostand】

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