日商エレ、Xenベースの仮想化ソフトウェア「Virtual Iron 4」の販売を開始

　日商エレクトロニクスは10月18日、仮想化ソフトウェアの新版「Virtual Iron 4」の販売を開始したと発表した。既存のサポート契約ユーザーへのダウンロード提供は10月23日より開始する。

　Virtual Ironは米国Virtual Iron Softwareが開発するサーバ仮想化ソフトウェアで、オープンソースのXenをベースに仮想マシン管理機能などを強化した製品。新版ではXen 3.1をベースとして、ホストOS（ドメイン0）にSUSE Linux Enterprise Server 10のカーネルとドライバを統合している。

　また、新たにカナダのPlateSpinの技術を導入することにより、物理サーバと仮想マシン間（P2V）、仮想マシンと仮想マシン間（V2V）のシステム移行を自動化する「LiveConvert」機能を搭載した。この機能を利用することにより、サーバ統合やプロビジョニングを従来よりも迅速に行えるようになるという。

　さらに、GUI管理コンソールが刷新され、仮想マシン作成ウィザードや仮想マシンのライフサイクル管理機能が追加されたほか、CPUやメモリ、ディスク、ネットワークI/Oといった各種リソースの利用率とパフォーマンスをグラフ表示する機能とレポート機能が利用できるようになった。

　Enterprise EditionとExtended Enterprise Editionの2つのエディションがあり、Enterprise Editionは149,000円（1CPUソケット）から、LiveConvertに対応するExtended Enterprise Editionは248,000円（1CPUソケット）から。

日商エレクトロニクス
http://www.nissho-ele.co.jp/

Virtual Iron Software
http://www.virtualiron.com/