米MS:企業向けスマートフォンと管理サーバーを発表

 米Microsoftは10月23日(米国時間)、企業向けスマートフォン「Blackjack II」を発表した。同社の携帯電話管理サーバーソフト「System Center Mobile Device Manager 2008」と連携して、端末管理や暗号化通信が利用できる。

 Blackjack IIは、OSに「Windows Mobile 6」を採用したスマートフォンで、GPS機能も備える。韓国Samsung Electronicsが開発した。米AT&Tの独占で、年内に発売される予定。

 System Center Mobile Device Manager 2008は、パソコンの遠隔操作と同じように携帯電話を操作できる管理サーバーソフト。携帯電話へのアプリケーション配信、データ暗号化機能やVPN(仮想専用通信網)を使った暗号通信が利用できる。08年前半に出荷開始の予定で、Blackjack IIはその際にアップデートで対応する。

 AT&Tのほか、米Sprintなどの携帯電話会社、Samsungや米Motorola、米PalmなどのメーカーがSystem Center Mobile Device Manager 2008への対応を表明している。【高森 郁哉/Infostand】

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