3Di、オープンソースベースの仮想空間プラットフォーム「Jin-sei」

 ngi groupの3Di(本社:東京都港区)は2007年10月11日、仮想空間プラットフォーム「Jin-sei」を発表した。Second Lifeのソースコードなどをベースに開発したもので、企業や大学などにOEMで提供する。第一号として、大規模SNSを運営するミクシィが導入を決めた。

 米Linden Labが公開したSecond Lifeのソースコードや、ここから派生した複数のオープンソースプロジェクトの成果を活用。「オープンソースを活用した仮想空間プラットフォームとしては世界初の取り組み」という。また、Jin-seiの開発成果も各オープンソースコミュニティに提供している。

 サーバ側の機能をSecond Lifeよりも拡大したのが特徴で、十分な規模の企業プロモーションなどが可能。Second Lifeではひとつの島(SIM)に50人程度のユーザーしか収容できないが、Jin-seiでは数十倍のキャパシティを持つという。操作系はSecond Lifeと同じ。

 独自の仮想空間を運営したいと考えている企業や大学に提供する。ミクシィは、独自の仮想空間「ミクシィ・リクルーティングオフィス」(仮称)を11月上旬にも立ち上げる予定で、これにJin-seiのプラットフォームを採用した。【鴨沢 浅葱/Infostand】

3Di
http://3di.jp/